■完全犯罪■


ミステリー小説を読みました。
1ページ目には登場人物が載っています。
中村、清水、畠山、富田、松橋・・・。
清水が怪しいです。
読み進めると、87ページ目で事件が起きました。
案の定、清水にはアリバイがありません。
読み進めると、160ページ目でまた事件が起きました。
案の定、清水にはアリバイがありません。
清水にあるのは動機です。
やはり清水が怪しいです。
しかし読み進めると、288ページ目で探偵が事件を解決しました。
犯人は富田でした。
けれど清水が怪しいです。
さらに読み進めると、321ページ目で話が終わりました。
本を閉じます。
ニヤリと笑う清水が見えます。
332ページ以降でニヤリと笑う清水が見えます。

■目見当名人■


「目見当名人」の人がいます。
その道36年のベテラン大工、熊さんと
その道38年のベテラン漁師、三郎さんです。
2人に共通するのは、物の長さを見ただけで正確に言い当てられることです。
ただし条件があります。
大工の熊さんが正確に当てられるのは、角材の長さだけです。
漁師の三郎さんが正確に当てられるのは、カツオの長さだけです。
漁師の三郎さんの前に76.1cmのカツオを出すと「76.1cmだ」と即答で返ってきますが、
その横に76.1cmの角材を出すと、「75cmくらいかな」としか答えてくれません。
大工の熊さんの場合はこの逆です。
つまり、大工の熊さんは「角材の長さ当て名人」で、
漁師の熊さんは「カツオの長さ当て名人」です。
では、76.1cmの、カツオの形に彫られた角材ならどうでしょう。
熊さん「75cmくらいかな」
三郎さん「75cmくらいかな」
木村さん「76.1だ」
つまり、無職の木村さんは「カツオの形に彫られた角材の長さ当て名人」です。

■日パターン■


その日なにをしたか、1つしか思い出せない日があります。
そういう日は2パターンに分けられます。
本当に1つのことしかしなかった日パターンと、
本当は2つ以上のことをしたのに、2つめ以降がほとんど0になってしまった、
つまり「1.00000000001つのことしかしなかった日」パターンです。
今日はイクイプメンのライブを見たことしか思い出せません。

■花言葉/言葉花■


赤いバラの花言葉は「愛情」です。
赤いバラを贈ると「愛情」を贈ったと解釈される可能性があります。
十分注意してください。


愛情の言葉花は「赤いバラ」です。
愛情を語ると「赤いバラ」を語ったと解釈される可能性があります。
十分注意してください。

■間違い電話■


どこまでが間違い電話なのかを検討します。


Aさんのところに
「味噌ラーメンひとつ」
という電話がかかってきました。
Aさんの仕事はビルの総合メンテナンスです。
ビルのメンテナンスはできますが、ラーメンの出前はできません。
完全に間違い電話です。


Bさんのところに
「味噌ラーメンひとつ」
という電話がかかってきました。
Bさんの仕事はピザ屋さんです。
ピザの出前はできますが、ラーメンの出前はできません。
かなり間違い電話です。


Cさんのところに
「味噌ラーメンひとつ」
という電話がかかってきました。
Cさんの仕事はおそば屋さんです。
おそばの出前はできますが、同じ麺類でもラーメンの出前はできません。
だいぶ間違い電話です。


Dさんのところに
「味噌ラーメンひとつ」
という電話がかかってきました。
Dさんの仕事はラーメン屋(とんこつ専門)です。
とんこつラーメンの出前はできますが、味噌ラーメンの出前はできません。
やや間違い電話です。


Eさんのところに
「味噌ラーメンひとつ」
という電話がかかってきました。
Eさんの仕事はごく普通のラーメン屋さんです。
味噌・とんこつ・しょうゆ・塩ラーメンの出前ができるので、味噌ラーメンの出前ができます。
正解電話です。

■リクライニング■


今日は5段階調節のリクライニングチェアに段階別で座りました。


1段階目。
そこそこいい座り心地です。
しかしもう少し背もたれを倒したい気もします。


2段階目。
かなりいい座り心地です。
本を読むのに最適な背もたれの角度です。


3段階目。
座り心地に「くつろぎ」が生まれました。
テレビを見るのにベストな角度です。


4段階目。
ほぼ仰向けです。視界の7割が天井です。
イスに座っているというよりイスに体重を預けているという感覚です。


5段階目。
完全に仰向けです。背中と腰が一直線の関係です。
もはや座っている感覚さえありません。寝ています。


ここで1行目を訂正します。


今日は4段階調節のリクライニングチェアに段階別に座り、そのあと狭いベッドに寝ました。